介護塾
今回の研修は、公益社団法人福岡県栄養士会理事、医療法人にのさかクリニック在宅訪問管理栄養士 小渕智子先生により、「地域の中での在宅訪問管理栄養士の役割」を演題にして、参加者55名で開催されました。
小渕先生は、どのような食事をしていいのか、飲み込みが悪くなったからどのような形態の食事を摂ったらいいのか、そのような食材はどこで入手できるのかなど、「最後まで食事を楽しみたい」という療養者や家族の想いに応えるために具体的な事例を取り上げ、訪問栄養食事指導の仕組みや日頃の取組みなど紹介されました。
また、在宅療養者の「療養生活の質」を改善し、”生きる”を支えるには個々の病態に応じた栄養管理を行うことが必要といえますが、在宅訪問管理栄養士単独では栄養管理に限界が生じるため、この限界を乗り越えるためには、在宅訪問管理栄養士は「療養者・家族と医療・介護の専門職とを繋ぐ”役”に徹すること」と熱く語られました。
約2時間にわたる研修会でしたが、在宅訪問管理栄養士の役割の一面について理解できた機会となったようです。
▼第18回参加者
<会場での様子>