あなたの体の健康は、歯と口の健康から・・・。歯・口の情報についてご案内します。

口腔機能とは

口腔機能は【脳神経系機能、消化器系機能、呼吸器系機能】の三つの機能から構成されています。

脳神経系機能について

口腔から入力された感覚情報は、脳で処理され運動情報として口腔に出力されます。

(感覚・運動の機能と役割)

  • 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触圧覚等の脳に入力された感覚情報は、脳内で認知→理解→判断が生じることで、顎運動や舌運動情報として顔面・顎・咽頭・頸部等に出力され、顔面表情、捕食・咀嚼・嚥下や構音・発語等が可能となります。
    ・・・・食物を認知し、しっかり噛んで、おいしく食べる。
    ・・・・楽しい会話をする(言語コミュニケーション)。

  • 表情運動・・おいしく味わうことは、笑むなど表情が明るくなります。

すなわち、口腔と脳とは表裏一体の関係にあるといえます。

消化器系機能について

口腔は、食道の入口にあたるため、消化器の一部になると考えられています。

(消化官としての機能と役割)

  • 食物を舌と唾液を混ぜ合わせ、しっかり咀嚼することは、胃の消化機能の一助になります。
  • 捕食・咀嚼・嚥下は消化管の蠕動機能の賦活化を図ることで、排便機能を誘発させます。

呼吸器系機能について

口腔は、気管の入口にあたるため、呼吸器の一部になると考えられています。

(呼吸器としての機能と役割)

  • 酸素の取り入れ口と二酸化炭素の排泄口になるため、体を構成する臓器や器官等が適正に機能することになります。
  • 言葉を構成し、言葉を発することで、言語コミュニケーションが円滑に行われることになります。
口腔機能の説明
口腔からの感覚情報