メタボリック症候群
「噛む」ことは脳の活性化につながります。
カレーライスやスパゲティ、ハンバーグなどの「柔らかい食べ物」は、あまり噛まなくてもよいので、脳の老化が進みやすいといわれています。
それとは反対に、きんぴらごぼうや野菜など「歯ごたえのある食べ物」を「しっかり噛んで、おいしく食べる」ことで、脳は活性化するともいわれています。
- 「おいしい食事」をしない習慣
- 不摂生な生活リズム
- 栄養バランスが取れていない食事
- 味合わずに急いで食べる
- 過度の飲酒
- 喫煙習慣
- 身体活動、運動不足
- 歯痛、虫歯の放置
日頃の「食生活」が、加齢に伴って様々な病気(生活習慣病)を引き起こすことになるのです。
生活習慣病の入口「メタボリック症候群」
言わずと知れた「メタボリック症候群」
メタボリック症候群とは、単なる肥満のことを指すわけではありません。
腹囲の基準に加えて、高脂血症、糖尿病、高血圧のうち2つ以上に該当するとメタボリック症候群と診断されます。
したがって、太っていることは、このメタボリック症候群になる危険が十分にあるということになります。
さらに、メタボリック症候群、予備軍の人たちも含め、高血圧、高血糖などの危険因子が重なることにより、「脳卒中」や「心筋梗塞」などの病気を発症する確立が格段に高くなってきます。
ところで、今、様々な研究から、「自分の歯でしっかり噛んで、ゆっくり食べること」が肥満予防になるということが明らかになってきています。
- 肥満の解消・予防は「しっかり噛んで、ゆっくり食べること」
- 早食いを予防し、食べ過ぎを防ぎます。
- 視床下部からホルモンが分泌され、食欲を抑制します。
- 交換神経が刺激され、代謝が活発になり消費カロリーが増加します。
- よく味わい、薄味少量でも満腹感が得られます。
おいしい食事、栄養のバランスがとれた食事が、メタボリック症候群の予防になることは言うまでもありません。そして、このおいしい食事の基本は「歯・口の健康」なのです。
どれだけ「おいしい料理」が並んでいても「歯・口の健康」が保持されてなければ、おいしく食事をすることができないのです。