tayori/2013-04-08
思春期の歯磨き
- 歯肉炎の発症期
思春期はホルモンバランスの乱れや生活の変化により、歯ぐきの腫れや出血などの歯肉炎が起きやすい時期でもあります。歯みがきの時に、歯ぐきもチエックするようにしましょう。
【健康な歯ぐき】
- 歯ぐきの色:うすいピンク色。
- 歯ぐきの形:歯間部にしっかりと入り込んで弾力性に富み、引き締まっている。
【歯肉炎】(歯ぐきのみに炎症が起きた場合)
歯と歯ぐきの境目に歯垢が付着。歯垢中の細菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症が起き、歯ぐきが赤く腫れます。そのために歯周ポケットと呼ばれる溝ができ、ますます歯垢が溜まりやすくなります。
- 歯ぐきの色:赤みを帯びている。
- 歯ぐきの形:歯間部の歯ぐきは、先端部(歯間乳頭部)は丸みを帯びて腫れている。
- その他:歯みがきなどの軽い刺激でも出血しやすい。
- むし歯の増加期
思春期は歯ぐきのトラブルと、むし歯になりやすい時期です。
外出時の飲食や、間食の増加など、むし歯に対するリスクが高くなってしまいます。むし歯の原因となる歯垢をしっかりと取り除くことが大切です。
【歯みがきのポイント】
- 歯と歯ぐきの境目
歯ブラシの毛先(わき)を歯と歯ぐきの境目に当て、細かく振動させてみがきます。 - 奥歯の噛み合わせ
噛み合わせ面に歯ブラシをの毛先を直角に当て、細かく前後に動かしてみがく。 - 奥歯の後ろ側
歯ブラシの毛先を奥歯の後ろ側に当て、細かく前後・左右にみがく。
参考:(ライフステージに沿った予防とケア:8020推進財団)