あなたの体の健康は、歯と口の健康から・・・。歯・口の情報についてご案内します。

tayori/2012-11-29

歯磨きの大切さ

基本的には、食べたら歯みがきをする習慣をつけるのがよいでしょう。

また、睡眠中は唾液(だえき)の分泌が少なくなり、自浄作用が低下するため細菌が繁殖しやすい状態になります。

特に寝る前は丁寧にはみがきをするよう心がけましょう。寝る前の歯みがきが不十分だと、就寝中に細菌が増殖し、起床時の細菌数が夕食後の約30倍にもなることがわかっています。

歯磨きをせず放置しておくと、当然虫歯になるわけですが単に歯が痛くなるというだけでなく、その先で様々な問題を引き起こす要因になります。

特に小さいお子さんに歯磨きをする習慣をつけさせることは大事です。小さいうちは上手に歯を磨くことができませんから、上手な磨き方を教えてあげる必要があります。

また、子供の成長に合わせた磨き方をしていきましょう。

歯が生えてきたら歯みがきのスタートです。まず赤ちゃんが歯ブラシに慣れるようにします。

歯ブラシを鉛筆の持ち方でにぎり、赤ちゃんの頭をお母さんの膝にのせて、寝かせてみがきます。

また、むし歯になりやすい奥歯の噛み合わせ4ヶ所と上の前歯は特に注意してみがきます。歯ブラシの毛先を歯にきちんとあて、軽い力で小きざみに動かして磨くようにすることが基本です。

歯磨きをしないでいると、虫歯になるだけでなく、歯周病やその他の生活習慣病を引き起こす原因となります。最近では、歯周病と糖尿病の関係性や認知症との関係性など、様々な研究が進んでおり、歯、口の健康は全身の健康と大きな関わりをもっているとされています。

  • 「歯みがきの」基本的な働き
  1. 効率よくプラーク(歯垢)を除去する:
     歯みがきはさまざまな効果・効能がありますが、その基本はプラークの除去です。
  2. プラーク(歯垢)をつきにくくする:
     歯みがきを使用して歯を磨いた時の方が、24時間後のプラークの付着量が1/3以下になります。
  3. ステイン(黄色汚れ)を除去する:
     食べ物、飲み物の中に含まれる色素やタバコのヤニなどによるステイン(黄色汚れ)を取り除き、本来の歯の色を保ちます。
  4. 口臭を除去・防止する:
     歯みがきを使用し、口の中を清潔にすることによって、口臭の除去・防止をします。